こんな方にオススメの内容!
- プログラミング参考書選びのポイントを知りたい!
- 参考書を購入してもほとんど読まずに終わることが多いのが悩み!
- これから参考書を使って独学でプログラミング学習をしようと考えている!
当記事でわかること
- 初心者が参考書を購入する際のポイント
- 参考書を買ってもほとんど読まずに挫折してしまう原因
大前提としてどの言語を学びたいのかを決める
当たり前ですが、どの言語・フレームワークを学習するかによって、選択する参考書は大きく異なります。
ですので、まずは学習するプログラミング言語を決めましょう。
もちろん一度学習言語を決めたからといって、その言語の学習を貫く必要はありません。
(考え方や作りたいサービスが変わり、学習途中で言語の選択に変更が生じることはよくあることです)
そもそも学習する言語の選び方に悩んでいる方は、下記の記事を参考にしてみてください!
【プログラミング言語におすすめなんて存在しない!?】初学者必読!言語の選び方を徹底解説!とはいえ、どの言語を選択しても、参考書の選び方には多くの共通点があります。
今回は、どの言語でも共通する”プログラミング初心者向けの参考書の選び方”を解説します。
プログラミング参考書の選び方5選
前述でも触れましたが
- どの言語の参考書にも共通
- プログラミング初心者
上記の2つが今回の参考書選びの軸になります。
また今回は、”最良なプログラミング参考書”を下記のように定義します。
最良なプログラミング参考書 = 挫折せずに学習できる参考書
ただし、参考書を使って学習する上で、下記の点にはあらかじめ注意しておいてください。
- 最初から全て読み切ろうと考えない。
- 購入した参考書を使い続ける必要はない。
とにかく厚さが薄い
本が分厚い = 情報量が多い
本が薄い = 情報量が少ない(厳選されている)
プログラミング初心者であれば、とりあえずは上記のような認識でOKです。
本の厚さや情報量を踏まえて、プログラミング初心者は最初から情報量の多さを求める行為はNGです。
理由は以下の通りです。
- 分厚い本ほどほとんど読まずに使わなくなる傾向が高い。
- 初心者が本に書かれている内容を全て理解することはほぼ不可能。
まずは、「スタートする上でよく使われる、必ず覚えておくべきこと」が書かれている本を読めれば十分です。
※ポケモンをあまり知らない方、すみません(苦笑)
ちなみに最近出されているプログラミング参考書は優良なものが多いので、情報量が少ないからといって全く学習にならないことはほぼありません!
このように、何かを始める上で必ず学んでおいた方が良いことを把握することから始めればOKです。
一方で、”今後いつ使うかもわからない情報”まで学ぶ必要はないです。
まずは、参考書を読むハードルを極限まで下げることがポイントです。
読むハードルを下げることで学習が少しずつ進み、学習が進むことで学習自体が楽しくなり、その後本の厚さを増やしていっても、当初に比べると本を読む気力が増えてきます。
初心者がおすすめしている参考書
”初心者がおすすめしている”という部分がポイントになります!
ここが、”ベテランエンジニアがおすすめする”だと少し信憑性が薄れます。
信憑性が薄れる最大の理由は、ベテランエンジニアだと現在のプログラミング初心者に適した参考書の選び方を知らない可能性があるからです。
例えば、下記の2人の人物がおすすめしている参考書を比較してみましょう。
エンジニア歴10年 | プログラミングの学習をスタートさせた10年前に使っていた参考書を基準にしておすすめの本を紹介する。 |
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プログラミング学習歴1年 | ここ1年以内に使った参考書の中で理解しやすい&挫折せずに学習できた本をおすすめする。 |
上記の比較を見てわかると思いますが、直近までプログラミング初心者だった方がおすすめする参考書の方が、心理状態や考え方が初心者の自分と近くて情報に信頼が持てるように感じませんでしょうか?
一方で、10年前の参考書選びを基準に選定してる人のおすすめは、情報に新鮮さがあまりなく、本当に自分にマッチした参考書なのかどうか不安になりますよね。
もちろんエンジニアキャリアが長い方でも、常に初心者向けプログラミング参考書に目を通している方であれば、初心者向けの参考書の紹介はできなくもないです。
ただし冷静に考えて、何年何十年にわたっていつまでも初心者向けの参考書に目を通すようなベテランエンジニアが実在するかは疑わしいですよね。
参考書を選ぶ際は、なるべく自分と状況が近い人がおすすめする参考書を選ぶようにしましょう。
各SNSで、ハッシュタグ検索などをして探す方法で問題ありません。
ただし、そのハッシュタグがどのような人による投稿なのかは、必ずプロフィールに飛んで確認しましょう。
ちなみに、ブログやプログラミングスクールの記事などでも問題はありませんが、この場合だと記事の投稿者のエンジニア歴が長い傾向があります。
記事を参考にする場合は、その記事内で紹介されている参考書を読んだプログラミング初心者のコメントも併せて確認しましょう!
写真や図解が多い
まず、人は文章よりも写真や図の方が記憶に残りやすいです。
なぜなら、写真や図は視覚的に記憶することができるからです!
さらに写真や図が出てくることで、ものごとの理解を構造化して理解することができます。
プログラミングは処理の流れを理解することが重要です。
言うまでもありませんが、処理の流れを言葉や文章で伝えられてもイメージしづらいですよね。
このように、初めて触れる分野の理解を深めるためには、文章が淡々と連なっているよりも、視覚的に記憶できる写真や図解を用いた方が良いのです!
つまり、初心者目線で書かれている参考書には、必ずと言っていいほど写真や図解が多様されているということになります。
反対の言い方をすると、コードがずらずら書かれているだけの参考書はNGです!
ここで1つ注意点があります。
写真や図解が多い参考書を購入する際は、必ず自分で書店に足を運んで直接探しましょう!
もちろん事前にネットやSNSを用いて参考書を探すこと自体は問題ありません。
しかし、本の著作権の問題上、本の中身をネットやSNS上に公開することはできないため、当然どのような写真や画像が参考書に使われているのかを確認することはできません。
つまり、最終的には自分の目で本の中身を確認しなければならないのです。
書店を訪れる前に、あらかじめ書店で見る参考書をいくつかリストアップします。
その後、実際に書店で見た目や内容を確認するようにしましょう!
具体的なサービスを開発しながら読み進められる
初心者向けのプログラミング参考書の中身の傾向としては、大きく下記の2つに分けられます。
- それぞれの実装方法や解説を羅列して解説している。
- 実際にサービスの開発を進めながら所々で解説をいれている。
前者のような内容の参考書の購入を考えているのであれば、正直ネット検索で調べるスタイルでも十分です(必ずしも参考書を買う必要はない)。
一方で、後者のような内容であれば、参考書の購入は十分検討の余地ありです。
実際にサービスの開発を進めながら読み進められる参考書を購入するメリットは以下の通りです。
- サービスが徐々に完成に近づくワクワク感を味わいながら楽しく学べる!
- 開発工程の流れを把握することができる!
「サービス開発を進める」というストーリー性を持った参考書であれば、実装ノウハウだけが書かれている参考書と比べると飽きずに読み進めることが可能になります。
なぜなら、完成に近づくにつれて途中で投げ出すことができなくなる心理が働くからです!
また、最終的にサービスの完成がゴールである参考書の場合
開発環境の構築 ⇨ 実装ノウハウ ⇨ サービスの公開(デプロイ)
このようなサービスがリリースされるまでの流れが一貫して書かれています。
そして、必要最低限の内容しか書かれていないため、余計に頭を混乱させるような内容が少ない点もメリットです。
最新版にアップデートされている
なるべく最近出された参考書を購入することは徹底しましょう。
なぜなら、一昔前の参考書に書かれている内容だと、現在の開発環境のバージョンに適していない可能性があるからです!
一昔前の参考書で学習していると、具体的には下記のようなトラブルに遭遇する可能性があります。
- 参考書通りにコードを実装しているのにエラーにはまる。
- 最近の現場ではあまり使われていない(またはニーズが低い)実装方法を余計に学んでしまう。
プログラミング参考書の冒頭か最後尾には、必ず参考書で用いられている開発環境のバージョンなどの詳細が書かれています。
また、対象の参考書をネットで検索すれば、簡単に出版された日付を確認することができます。
「開発環境のバージョン」と「出版日」この2つの項目は怠らずに必ず確認しましょう!
補足:参考書は購入してから数日が勝負
プログラミング参考書に限らず、本を購入して読むことに対するモチベーションのピークは購入したその瞬間です!
反対に数日も経てば、購入した当時と同じモチベーションで読み進めることはほぼできません。
つまり、参考書を購入したらすぐに学習し始めるのがベストです!
「他にも良さそうな参考書ないかな〜」
このようにすぐ他の参考書に浮気するような行動はNGです。
- ”購入したその日”に読み始める。
- 購入してから数週間は他の参考書を見ない。
上記2つを徹底してみてください!
反対に、購入して数日してから読み始めようと考えていると、購入してすぐ読み始めた場合に比べて読み進められるページ数は格段に減ります。
もちろん、最初に購入した参考書の内容が自分に合わないケースもあります。
しかし、自分に合わないと感じるタイミングが早ければ、すぐに他の参考書に切り替えることが可能です。
また、たとえ薄い参考書であったとしても、1つの参考書を全て読み切ろうとする必要はありません。
途中で読みづらいと感じた場合は本を閉じてしまってもOKです。
しかし、苦痛を伴ってまで最後まで読み進める必要はありません。
その都度自分にとって最良の選択をすることが大切です。
最良ではない選択を続けるのは時間がもったいないので、最良の選択に時間を割くことを心がけましょう!
まとめ
- 必要最低限のことが書かれた厚さが薄い参考書を購入する!
- 考えや心理状態が自分と近い初心者がおすすめする参考書を購入する!
- 見やすく視覚的に記憶することができる写真や図解が多く載った参考書を購入する!
- 読むモチベーションの維持や開発工程の流れを把握するためにもサービスを開発しながら読み進められる参考書を購入する!
- トラブル回避のためにも最新版にアップデートされた参考書を購入する!
- 参考書は購入してすぐに読み始めること!
- 一度購入した参考書を最後まで読み切る必要はない!
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